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メダリストと運動会!一方、体力調査は…

2012年10月8日 17:56
メダリストと運動会!一方、体力調査は…

 「体育の日」の8日、東京・北区で、オリンピック選手と一緒にスポーツの楽しさを体感してもらおうというイベントが行われた。

 毎年、体育の日に行われているこのイベント。今年は、ロンドンオリンピックのレスリング・女子63キロ級で金メダルを獲得した伊調馨選手や、ウエイトリフティング・女子48キロ級で銀メダルを獲得した三宅宏実選手らも参加し、子供たちと一緒にスポーツを楽しんだ。

 体力測定のコーナーでは、反復横跳びや立ち幅跳びなど7つの種目が用意され、親子で挑戦する姿も見られた。子供から高齢者まで、汗を流してスポーツの秋を楽しんでいた。

 一方、文科省が去年行った6歳から79歳までの体力や運動能力の調査の結果、子供の体力は、小学校高学年以上の年代で緩やかに回復する傾向が続いていることがわかった。中でも中学生の男女は、体力テストの結果が過去14年間で最高だった。しかし、約30年前の体力水準がピークだった85年頃と比べると、全般的には依然として低い水準にとどまっている。子供たちが外で遊ぶ時間が減っていることが原因の一つとみられている。

 また、大人については、30歳代の男性と20歳代から30歳代の女性で体力が低下する傾向が見られる一方で、50歳以上では体力が緩やかに向上している。週に1回以上スポーツをする頻度については、男女ともに30歳代が最も低い一方で、40歳代後半から70歳代前半までは高い傾向が見られ、中高年で健康への意識の高まりがうかがえる。