田中法相、暴力団関係者との交際認める

田中慶秋法相は12日、暴力団関係者との交際を報じた週刊誌の報道について、事実関係を認めた上で、辞任する考えはないことを明らかにした。
この問題は、今週発売の週刊誌「週刊新潮」10月18日号が、約30年前、田中法相が暴力団関係者の仲人を務めたり、宴席に出席したりしていたなどと報じたもの。田中法相は12日朝の会見で、その時点では暴力団関係者とは知らなかったとした上で、これらの事実関係を認め、「指摘を受けたこと自体、私の不徳の致すところで、反省しておりますし、また、皆さんに深くおわび申し上げたい」と述べた。
また、田中法相は、それ以降、暴力団関係者との付き合いはなく、暴力団に便宜を図ったこともないと述べた。
一方、「職責を果たしたい」と述べ、法相を辞任する考えはないことを明らかにした。