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目に見える安全対策を~東電改革監視委員長

2012年10月13日 9:16
目に見える安全対策を~東電改革監視委員長

 「東京電力」の原子力改革に向けて、第三者委員会の原子力改革監視委員会が12日、東電本店で初会合を開いた。委員長に就任したデール・クライン氏が日本テレビのインタビューに答え、東京電力に対して、安全への取り組みを目で見える形で示すよう求めた。

 アメリカの原子力規制委員会の元委員長の経験をもとに、東電の改革を監視することになるクライン氏は、「まずは、東電は過ちを認めることです。その上で、このような事故を決して再発させないための行動をとることです。そして、安全への取り組みを幹部から組織の隅々まで浸透させ、結果を目で見える形で表すことです」と述べた。その上で、クライン氏は、「委員会は今後、東京電力が安全への取り組みについて、言葉でなく行動で示せるかどうかを監視する」と述べた。

 また、12日の委員会の中で東京電力は、福島第一原発事故について、「事前に津波対策を十分にとっていれば、事故に対応することができた」と初めて認めたが、クライン氏は「想定外のことを想定するよう求めたい」と述べている。