天皇・皇后両陛下、福島で除染作業ご視察へ

天皇・皇后両陛下は13日、福島県の震災被災地を訪れ、初めて放射性物質の除染作業を視察される。
両陛下は13日午前9時半過ぎ、東京駅を出発された。午後には福島・川内村を訪れ、福島第一原発事故による放射性物質の除染作業を初めて視察するほか、約90人が暮らす仮設住宅を訪問される予定。
川内村は、福島第一原発から約20キロの場所にあり、事故の影響を受けて一時、村ごと避難していた。現在は放射線量も低下し、少しずつ住民が戻ってきているという。
両陛下が福島県の被災地を訪問されるのは去年5月以来、約1年5か月ぶりで、宮内庁によると、両陛下は被災地で生活の再建に取り組む住民を励ますことを強く希望されたという。