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大飯原発“活断層”調査を前に会合

2012年10月23日 19:32
大飯原発“活断層”調査を前に会合

 福井・おおい町にある「関西電力」大飯原発の敷地内を走る破砕帯が活断層にあたるかどうかを確認するための調査が来月に行われる。23日、その調査の前提となる事前会合が原子力規制庁で開かれた。

 23日の会合では、まず、原子力規制庁がこれまでの断層調査の結果や審査の経緯などについて説明を行った。この中で、来月に行われる調査では、大飯原発の敷地内に掘られた長さ30メートル、深さ5メートルのトレンチと呼ばれる穴に入り、地層の変形などを直接確認することなどが明らかとなった。

 大飯原発をめぐっては、敷地内を走る「破砕帯」と呼ばれる断層について、一部の専門家から、活断層である可能性が指摘され、関西電力が再調査を行っていた。これを受けて原子力規制委員会は、5人の専門家による調査団を結成し、来月2日に現地調査を行うことにしたもの。

 23日の会合では、「来月の調査で活断層にあたるかどうか結論を出すべきだ」などの意見が委員の間から出された。委員会は、活断層の可能性が認められれば、大飯原発の運転停止を求める方針。