日テレNEWS
社会
2012年10月24日 13:13

放射性物質の拡散シミュレーションを公表

放射性物質の拡散シミュレーションを公表
(c)NNN

 原子力規制委員会は24日、福島第一原発事故のような事故が全国の各原発で起きた場合、放射性物質がどこまで拡散するかを試算したシミュレーション・マップを公表した。試算によると、新潟県の柏崎刈羽原発など4つの原発で、防災重点区域を越える範囲まで高線量の被ばくをすることが示された。

 試算では、全国の原発で福島第一原発事故並みの事故が起きた場合、被ばく量が7日間で100ミリシーベルトとなる地点を、風向きなどの気象条件と各原発の出力を基に算出した。100ミリシーベルトを超える被ばくをすると、ガンの発症のリスクが高まるとされている。

 試算によると、全国で最も出力が大きい柏崎刈羽原発では、被ばく線量が100ミリシーベルトとなる地点が最大で原発から40.2キロの地点まで及ぶ。また、現在、国内で唯一稼働中の福井県の大飯原発でも、最大で32.2キロの地点まで及んでいる。この他、福島第二原発と静岡県の浜岡原発など計4つの原発で、防災指針が重点対策地域として想定している30キロ圏を越える地点まで高線量の被ばくが及ぶことが示された。

 原子力規制委員会は、24日に公表したマップについて、各地方自治体がまとめる地域防災計画の参考にしてほしいと話している。

 また、放射能による健康被害を最小限に食い止めるため、防災計画のガイドラインとなる防災指針を、今月末までにまとめることにしている。