警視庁 誤った標識放置、30人に反則切符
警視庁が、誤った道路標示や標識を放置したまま交通取り締まりを行い、本来、違反ではない30人に反則切符を切っていたことがわかった。
警視庁によると、東京・中央区の晴海3丁目交差点では、進路変更禁止が去年12月に廃止されたにもかかわらず、約10か月たった23日まで進路変更禁止を示す黄色いラインが残っていた。この誤った標示に基づき、11人が取り締まりを受けていた。さらに、中央区の黎明橋公園交差点では、誤って進路変更禁止の標示がされ、2人が取り締まりを受けたという。
こうした誤った道路標示や標識が原因で反則切符を切られた人は、警視庁管内で30人に上るという。警視庁は、これらの人たちに謝罪し、反則金の還付と行政点数の是正措置を行う予定で、「今後、再発防止に努めます」とコメントしている。