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感謝の思いを歌に…震災被災地発信ソング

2012年11月4日 13:42
感謝の思いを歌に…震災被災地発信ソング

 東日本大震災で被災した東北、関東の5県で暮らす700人以上が歌う、感謝の思いを込めた歌を収録したCD「未来への扉」が全国発売され、先週、被災地の岩手・宮古市に届けられた。

 10月10日に全国発売された被災地発信ソング「未来への扉」の制作を企画したのは、岩手・一関市の出身で、現在、東京で音楽関係の会社を経営する金野貴明さんで、10月30日、宮古市・山本正徳市長にできあがったCDと収録のもようを紹介した。

 歌は、6月から8月にかけて、被災した5県、12会場で録音され、各地で暮らす延べ700人以上が参加した。岩手県では、宮古市、大槌町、花巻市、一関市で録音された。一人一人は、必ずしもプロ並みの歌唱力があるわけではないが、合唱という形で心を一つにした歌は、たくさんの支援を寄せた世界の人たちとの絆の存在や、未来に対する希望を強く訴えかけてくれる。

 金野さんは「震災を風化させない。世界中に『元気』と『ありがとう』を届けられるように広まってくれれば」と話す。

 「未来への扉」(1500円・税込み)は全国のCDショップなどで販売されていて、その利益は世界各地の厳しい環境で暮らす子供たちを支援する団体に寄付されるという。