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放射性物質拡散シミュレーションにまた誤り

2012年11月7日 2:56
放射性物質拡散シミュレーションにまた誤り

 原子力規制庁は6日、公表した後に誤りが見つかって訂正していた、原発で重大事故が起きた場合の放射性物質の拡散シミュレーションに、3度目の誤りが見つかったと発表した。

 拡散シミュレーションに誤りがあったのは、「九州電力」の管内にある玄海原発(佐賀・玄海町)と川内原発(鹿児島・薩摩川内市)。原子力規制庁によると、九州電力から提供された風向きのデータが「風上」と「風下」が反対に表記されていたことから、放射性物質が拡散する方角が正反対の結果になっていたという。

 誤りが見つかったのは今回で3度目だが、原子力規制庁は会見で、「電力会社から受けた情報を自ら検証する体制がないのが問題だ」と謝罪した。