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犯罪被害者が体験語り…社会全体の支援訴え

2012年11月7日 5:21
犯罪被害者が体験語り…社会全体の支援訴え

 東京・新宿で6日、犯罪に巻き込まれた被害者が自らの体験を語り、社会全体で犯罪被害者を支援していく重要性を訴える催しが行われた。

 警視庁は、今月を「犯罪被害者支援推進月間」と定め、新宿駅西口で6日、犯罪被害者への支援を訴える催しを行った。会場では、相手が居眠り運転の交通事故で夫を亡くした鷲尾洋子さんが「社交辞令やその場を取り繕うような言葉に傷つきました。それが二次被害です」などと当時の心境を語った。

 鷲尾さん「近所や親しい人の理解がなければ、安心して地域で生活することができません」

 警視庁は「地域社会の一人一人が、犯罪被害者の実情や支援について理解し、手を差し伸べる努力が大切だ」としている。

 また、東京・品川区では、詐欺の手口を紹介するなどして、振り込め詐欺の撲滅を訴えるキャンペーンが行われた。樋口建史警視総監は「被害にあった9割以上の人が自分は絶対に被害に遭わないと思っていたと言っている。振り込め詐欺の手口を理解してほしい」と訴えた。