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2年ぶりの地元材料で「松明あかし」福島

2012年11月11日 2:02
2年ぶりの地元材料で「松明あかし」福島

 福島・須賀川市で10日、日本三大火祭りの一つ「松明(たいまつ)あかし」が行われた。去年は福島第一原発事故の影響で松明は県外の材料を使ったが、今年は県内産のものを使っての開催となった。

 松明あかしは、400年以上前に伊達政宗に攻め滅ぼされた須賀川城の犠牲者の霊を弔うために始まったとされている。去年は福島第一原発の事故を受けて放射性物質による汚染の心配があったために松明の材料は全国から支援を受けたが、今年は検査で問題がなかったことから県内産の材料を使っている。

 長さ10メートル、重さ3トンの大松明など、火がともされた25本の松明は夜空を焦がし、訪れた人たちは2年ぶりに本来の姿を取り戻した伝統の祭りに見入っていた。