シャープに措置命令、掃除機広告に不当表示

消費者庁は28日、大手電機メーカー「シャープ」に対し、掃除機の広告に記された性能がなかったとして、景品表示法違反で再発防止を命じる措置命令を行った。
対象となったのは、イオンを発生させる「プラズマクラスター」を搭載した掃除機の広告。消費者庁によると、シャープは10年10月から今年4月にかけて、カタログやウェブサイトでダニアレルギーの原因物質を分解・除去するなどと表示していたが、消費者庁が実験したところ、室内で使用した際には、表示のような性能はなかったという。
シャープは「表現はすでに削除しており、現在、措置命令の内容を確認している」と話している。