トンネル下り線対面通行へ 天井板撤去開始

中央自動車道上り線の笹子トンネルで起きた天井板崩落事故で、「中日本高速道路」は12日午後6時過ぎ、下り線のトンネルを対面通行にするため、トンネル内の天井板を取り外す作業を始めた。
中日本高速道路によると、事故が起きた上り線のトンネルは山梨県警の現場検証が続けられ、復旧の見通しは立っていない。このため、中日本高速道路は、下り線のトンネル2車線を対面通行にして今年中を目標に上下線の通行を仮復旧させる。
復旧工事では、約7500枚の天井板と、換気用ダクトを仕切る約3700枚の隔壁を撤去する。また、天井板に代わる換気対策としてジェットファンを設置する方針で、作業は24時間態勢で行われる。