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崩落事故を受け緊急点検 15か所で不具合

2012年12月13日 23:35
崩落事故を受け緊急点検 15か所で不具合

 中央自動車道の笹子トンネル内崩落事故を受けて行われた緊急点検で、国交省は13日、これまでに15のトンネルで不具合が見つかったと発表した。

 不具合が見つかったのは、名古屋高速・東山トンネル上下線や、中央自動車道の恵那山トンネル下りなど15か所で、それぞれ、ナットやつり金具の破断などが確認された。このうち、笹子トンネル下りを除く14か所については、安全上の問題はないという。

 笹子トンネルの下りでは、天井板のつり金具を固定するアンカーボルトのうち632か所で脱落や緩みなどが見つかった。他のトンネルと比べると突出して多く、手でひっぱると抜けるものもあったという。この下りの天井板は、通行再開に向けて、年内に全て撤去される予定。国交省は、事故原因を把握するため、崩落せずに残っている上りの天井板の状況も確認する方針。