「主役」不在の中…「鵜祭」行われる 石川
石川・羽咋市の気多神社で16日、鵜(う)の動きで来年の吉凶を占う恒例行事「鵜祭」が行われた。しかし、今年は鵜の捕獲が間に合わず、神事のみ執り行われた。
気多大社の鵜祭は、神の使いとされる鵜がろうそくの明かりを消すまでの動きを見て来年の吉凶を占うもので、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
しかし、今年は悪天候が続いたため、奉納される鵜の捕獲が間に合わず、恒例の占いは中止になった。神社の拝殿では16日、神事のみが執り行われ、宮司は「来年は鵜がとれますように」と祈願した。
「主役」不在の鵜祭は、昭和初期以来、約80年ぶりだという。