「リコール消極的」三菱自動車に厳重注意

国交省は、「三菱自動車」が19日にリコールを届け出た軽自動車について、これまでにリコールなどの措置をすぐに行わなかったなどとして、厳重注意を行った。
リコール対象となったのは「ミニカ」などの軽自動車約121万台で、エンジンのオイル漏れを防ぐシールに不具合があり、エンジンが止まる可能性があるという。
三菱自動車は、05年にこの不具合を確認したが、国交省が指導するまでリコールなどの措置を取らなかったうえ、対象を少なく絞り込み、19日までに4回、不完全な形でリコールを繰り返してきた。
こうしたリコールへの消極的な姿勢や不適切な報告内容から、国交省は、三菱自動車に厳重注意を行った。国交省は近く、立ち入り検査を行う予定。