高濃度ゴミ焼却灰搬入　千葉で住民反発

　高濃度の放射性物質を含むゴミの焼却灰について、千葉県で２１日に一時保管施設への搬入が始まり、周辺住民が反発を強めている。

　２１日、千葉・我孫子市の手賀沼下水処理場に、千葉・松戸市などで発生した高い濃度の放射性物質を含む焼却灰、約４トンが搬入された。焼却灰を積んだトラックは２１日午前１１時頃到着したが、周辺住民の激しい抗議を受け、午後３時半になって搬入された。

　これらの焼却灰などは、国が建設する最終処分場で処分されることになっているが、千葉県の候補地はまだ決まっておらず、住民は反発の声を強めている。