大飯原発の地層のズレ、再調査始まる
全国で唯一稼働している大飯原発(福井・おおい町)で28日、原子力規制委員会の調査団による2度目の現地調査が始まり、前回の調査で見つかった地層のズレについて慎重に調べている。
現地調査は先月に続いて2度目で、前回も参加した5人の専門家が敷地内を走る「F-6」断層の調査用に掘られた縦穴に入り、地層の状態などを詳しく調べている。
前回の調査で、この縦穴の中で見つかった地層のズレについて、活断層か地滑りかで専門家の見解が分かれ、原子力規制委員会が「関西電力」に追加調査を指示していた。メンバーは関西電力が縦穴を拡幅したポイントを見て回り、地層のズレを慎重に調べている。
調査団は年明けに評価会議を開いて、断層が活断層かどうかを判断する方針。