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社会
2013年2月7日 21:15

児童ら死亡の石巻・大川小、検証委が初会合

児童ら死亡の石巻・大川小、検証委が初会合
(c)NNN

 東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が死亡・行方不明となった宮城・石巻市の大川小学校について、震災当時の避難行動を検証する第三者検証委員会の初会合が7日、石巻市内で開かれた。

 地震の揺れの後、大川小学校の児童は校庭で約50分待機し、避難直後に津波にのまれ、児童74人と教職員10人が死亡・行方不明となった。

 第三者検証委員会は、検証を望む遺族の声を受け、文科省が主導する形で石巻市教育委員会により設置された。委員10人は7日午前、会合に先立ち、児童の遺族から説明を受けながら被災現場を視察した。児童の遺族は、委員らを前に周辺の環境を説明し、避難場所などを考慮すれば助かる可能性があったと訴えた。

 初会合となった7日は、津波の専門家や弁護士など委員10人の中から、防災を研究する関西学院大学・室崎益輝教授を委員長に選出した。室崎委員長は「何が中立かということですけど、遺族の方、亡くなられた方の気持ちに寄り添う。やはり、そこがなくてはいけないと思う」と述べた。

 委員会は、助かった児童や教職員に聞き取り調査などを行い、大川小学校や石巻市教育委員会の事前の津波対策と、当時の避難行動を検証し、「後世への提言」をまとめる。児童の遺族は「全て真実を明らかにして、本当に子供たちの魂に報いるような正しい検証をしていただきたい」と話している。

 委員会は12月に最終報告をまとめる予定。