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2013年2月7日 23:55

海底トンネル崩落から1年 現場で献花式

海底トンネル崩落から1年 現場で献花式
(c)NNN

 去年2月に岡山・倉敷市の水島コンビナートで起きた海底トンネル崩落事故から、7日で丸1年がたった。現場では、事故が起きた午後0時半から1周忌の献花式が行われた。5人の死者を出した大事故はなぜ起きたのか、まだわかっていない。

 去年2月7日、倉敷市の「JX日鉱日石エネルギー」水島製油所で、建設中の海底トンネルが崩落、作業員5人が死亡した。「シールド工法」と呼ばれるトンネル建設の主要工法で起きた大事故だった。

 トンネルからは、無残に折れ曲がったがれきや破壊されたトンネルの壁(セグメント)が次々に引きあげられたが、事故の検証を続けている国の有識者会議は、コスト優先のセグメントの設計を行って安全性を犠牲にすることがないよう、先月31日に注意喚起した。また、工事を請け負っていた「鹿島建設」は崩落事故を受けて、全国の工事現場で非常装置や監視モニターを追加で整備したという。

 しかし、事故から1年がたった現在も、海底を掘り進めていたシールド機械は埋まったままで、原因の解明を困難にしている。去年11月、鹿島建設はシールド機の引きあげを県に申請し、原因究明の取り組みはようやく本格化した。

 トンネルの内部では現在、新たな崩落を防ぐため充填(じゅうてん)材を入れる作業が行われている。シールド機械は9月までに引きあげられ、詳しい事故原因が調べられることになっている。

 事故から1年にあたり、鹿島建設は「改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げる」とコメントを出した。