競売にかけられることが決まっていた東京・千代田区の在日本朝鮮人総連合会（＝朝鮮総連）中央本部について、東京地裁は２５日、来月１２日から入札を受け付けることを決めた。

　朝鮮総連中央本部の土地と建物は、総連からの債権回収を目指す整理回収機構の申し立てを受け、競売にかけられることが決まっていた。

　入札の受け付けが行われるのは来月１２日から１９日までで、売却の基準となる金額は、約２６億６０００万円に設定された。

　落札者が決まるのは来月２９日で、その後、総連が落札者から建物を借りることができなければ、北朝鮮の「大使館」のような役割を果たしてきた活動拠点が失われることになる。