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2013年7月11日 0:12

「婚外子相続」訴訟、最高裁大法廷で弁論

「婚外子相続」訴訟、最高裁大法廷で弁論
(c)NNN

 結婚をしていない男女の間に生まれた子ども「婚外子」の遺産相続をめぐる民法の規定が、憲法に違反するかどうかが争われている裁判で、最高裁の大法廷で10日、当事者の意見を聞く「弁論」が開かれた。「憲法に違反しない」としていたこれまでの判断が見直される可能性がある。

 民法では、婚外子の相続分は、法律上の結婚をしている夫婦の子どもの2分の1と定められている。これに対し、婚外子として生まれ、2001年に父親を亡くした和歌山県の女性らが「出生の事情は子どもには責任がなく、民法の規定は法の下の平等を定めた憲法に違反する」として、裁判を起こしていた。

 弁論で、女性側は「先進国では、婚外子を差別する規定がある国は既に存在せず、見直す時が来ている」などと主張した。

 一方、女性の父親と法律上の結婚をしていた妻の子ども側は「国民意識として婚外子を平等に扱うことには、まだ反対意見が多い」などと主張した。

 最高裁はこの裁判の審理を、新たな憲法判断をする際などに開く大法廷で行っており、これまでの判例を見直して規定を憲法違反と判断する可能性が出ている。