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原子力規制委、東電の廃炉実施計画を認可

2013年8月14日 17:26

 原子力規制委員会は、福島第一原発の廃炉作業に関する安全対策などを盛り込んだ東京電力の実施計画を認可した。これにより、規制委が廃炉作業の監視を一層、強化できることになる。

 福島第一原発は去年11月、特別な管理が必要な「特定原子力施設」に指定され、東京電力は原子炉の冷却や放射性廃棄物の管理など、廃炉作業の安全性確保に向けた実施計画を規制委に提出していた。

 これについて、規制委は14日の会合で、「汚染水の漏えいや海への流出については更なる取り組みが必要だ」とした上で、この実施計画を認可した。

 規制委は今後、東京電力に対し、必要な場合は強制命令を出したり、実施計画の変更を求めたりすることが可能となり、廃炉作業の監視を一層強化できることになる。