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2013年9月4日 14:34

栃木県矢板市や鹿沼市で竜巻とみられる突風

栃木県矢板市や鹿沼市で竜巻とみられる突風
(c)NNN

 大気の状態が不安定になっている栃木県では、4日昼過ぎから矢板市や鹿沼市などで竜巻とみられる突風が発生し、屋根が飛ばされる被害が出ているという。

 宇都宮気象台によると、栃木県内では4日昼頃、南から北に向かって活発な積乱雲が移動しており、竜巻注意情報を発表していた。本州付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、関東地方北部では大気の状態が非常に不安定になっている。特に、栃木県では昼前から活発な積乱雲が南から北へ移動する形で通過しており、鹿沼市では午後0時40分までの1時間に22ミリの強い雨が降った。宇都宮地方気象台では竜巻や激しい突風が発生する恐れがあるとして、午後0時47分に県内に竜巻注意情報を発表していた。

 栃木県内では5日の明け方にかけて引き続き竜巻などの激しい突風に注意が必要。

 鹿沼市役所によると、これまでのところ民家2軒と工場1棟で屋根が飛ばされる被害が出たという。また、JR東日本によると昼過ぎ、日光線の鶴田駅と鹿沼駅の間で落雷があり、日光線が全線で運転を見合わせているという。復旧の見通しは立っていないという。これまでのところ人的被害は確認されていないという。

 鹿沼市消防本部によると、午後0時23分から相次いで119番通報があり、鹿沼市茂呂地区の3か所で住宅や工場9棟ほどの建物の屋根が飛ばされたり、壁が壊れたりする被害が出ている。中には、建物の屋根約500平方メートルが飛ばされたところもあるという。

 矢板消防署によると、矢板市内の14軒の家屋から「電柱にトタンがぶらさがっている」「電線が切れて停電になった」などの119番通報が、午後2時現在で14件寄せられたという。矢板小学校では体育館の屋根がはがれて飛ばされ、野球のバックネットが壊れたという。他にも屋根が飛ばされたという住宅が2軒確認されているという。負傷者などは今のところいないという。

 矢板市にある県税事務所によると、午後1時前に庁舎の前にある病院の上空をビニールシートが飛んでいるのを確認した後、突風が吹き、庁舎脇にある木が3本折れたという。さらに庁舎の駐車場に止めてあった職員の車4台のガラスが割れたり、ひびが入ったりした他、庁舎の看板や車いす用のスロープが壊れたという。人への被害はないという。

 東京電力によると、午後1時20分現在で矢板市で560件が停電しているという。原因については、調査中だという。

 塩谷町役場によると、竜巻とみられる突風により、大久保や膝内などの地域にある民家やグループホームの建物に被害が出たとの情報があり、詳細について現在、確認中だという。また、これまでのところ人的被害があったとの情報は入っていないという。