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社会
2013年12月6日 20:15

10代前半少年、脳死判定 家族がコメント

 「日本臓器移植ネットワーク」によると、長崎・大村市にある国立病院機構「長崎医療センター」で、10代前半の少年が6日午前、臓器移植法に基づく脳死と判定された。今後、この少年の臓器が提供されることになる。15歳未満の子供の脳死判定は4例目。

 家族によると、少年は、人を助けるために看護師になりたいという固い意思を持っていたということで、「息子の夢や未来を築いてあげられるのは残された私たちしかいない」と、臓器提供を決断したという。

 2010年7月に改正臓器移植法が施行され、15歳未満でも本人が拒否の意思表示をしていなければ臓器提供が可能になり、15歳未満の脳死判定はこれで4例目となる。


 【少年の家族が発表したコメントの全文】

 息子はゲームとスポーツが大好きで明るい少年でした。そんな息子は「看護師になりたい」と具体的な目標を話していました。理由は「人を助けたい」でした。その意思の固さに周りが感心させられるほどでした。

 そんな息子が突然の事故でこのような形になり、とてもショックでしたが、今この状況で息子の夢や未来を築いてあげられるのは残された私たちしかいないと話し合い、臓器提供の決断をしました。自分だけのためではなく、誰かの役に立つことが人の生きる意味や価値を深くするのだとすれば、息子が誰かの希望となり、その方と共に明るい毎日を送ることができれば私たちにとってもこんなに嬉(うれ)しいことはありません。

 息子が誰かの希望や光になってもらえれば、という素直な気持ちを多くの皆様にご理解いただき、温かくそっと見守っていただければ幸いです。