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iPod特許訴訟、日本人発明家が勝訴

2014年4月24日 22:39
iPod特許訴訟、日本人発明家が勝訴

 アップルの携帯音楽プレーヤーiPodの技術が日本の個人発明家の特許権を侵害しているとして、知財高裁は24日、一審に続きアップルの日本法人に約3億3600万円の支払いを命じた。

 この裁判は、iPodの「クイックホイール」と呼ばれるリング状のボタンの技術をめぐり、山梨県に住む個人発明家・斎藤憲彦さん(57)が自らの特許を侵害されたとしてアップルの日本法人に対し100億円の損害賠償を求めていたもの。知財高裁は24日、一審に続き特許権侵害を認めアップルの日本法人に対して約3億3600万円の支払いを命じた。

 斎藤さん「(発明当時)バブルで思いっきり(経営が)厳しくなりまして、その時に火事場のくそ力で、自分で発明したのがこの装置。自分の発明したものと、その権利については自信があったので」

 斎藤さんは、賠償額については不服としているが上告するかどうかは今後検討するという。