M7級の地震発生 南関東で確率70%程度
政府は、相模トラフ沿いで起こる地震の発生確率を公表した。南関東で、今後30年以内にマグニチュード7クラスの地震が起こる確率は70%程度で、引き続き地震対策を進めるべきとしている。
政府の地震調査研究推進本部は、相模湾から房総半島沖に伸びる「相模トラフ」沿いで起こる地震の発生確率を10年ぶりに改訂し公表した。最新の研究データなどを反映させた結果、南関東のエリアでマグニチュード7クラスの地震が起こる確率は、前回の発表と同じ、今後30年間で70%程度としている。一方で、想定外の地震を含めて検討した結果、マグニチュード8クラスの地震が起こる確率は今後30年間で最大で5%だった。
地震調査委員会は「家屋の耐震化や家具の転倒防止など地震の備えを万全にしてほしい」としている。