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社会
2014年8月7日 1:50

雨により各地で被害 台風11号上陸恐れも

雨により各地で被害 台風11号上陸恐れも
(c)NNN

 激しく降り続く雨の影響で西日本などの広い範囲で、土砂崩れが相次いで発生、6日夜、山口・岩国市では男性の遺体が見つかった。また、台風11号が強い勢力を維持したまま、週末に西日本へ上陸するおそれがある。

 山口・岩国市では6日朝に土砂崩れが発生し、住宅をのみ込んだ。膝の高さまである土砂の中で自衛隊らの捜索活動が続き、午後7時すぎ、倒壊した家の付近から三浦哲英さん(29)の遺体が発見された。また、山口・和木町では、何台もの車がのみ込まれた他、土砂崩れも発生。土砂が川をせき止め、あふれた水が住宅街に流れ込んだ。床上浸水の被害が相次ぎ、約100世帯が一時孤立状態に。県は自衛隊に災害派遣を要請し、約200人の隊員が活動にあたった。

 大雨の影響は隣接する広島県にも及び、三原市では河川が氾濫するおそれがあるとして、住民に対して避難勧告を出した。また、三次市で男性が用水路に転落し死亡した。警察によると、当時、用水路は増水していたという。

 中国地方に被害をもたらした猛烈な雨。24時間雨量をみてみると、山口・岩国で246.5ミリを観測、8月としては最大の雨量となった。

 また同様に東北の青森や秋田でも激しい雨が降った。秋田・八峰町八森では172.5ミリと観測史上最大を記録。青森市では川が氾濫し、濁流が町に流れ込んだ。青森・五所川原市と鰺ヶ沢町では、一時1803世帯に避難指示が出された。

 一方、日本の南の海上をゆっくり北へと進んでいる台風11号。強い勢力を保ちながら、7日午後には沖縄本島に近づき、9日には九州や四国を中心とした西日本に接近し上陸する可能性があり、その後、列島を縦断するおそれもある。

 6日正午に強風域に入った沖縄県南大東島では、板を打ち付け、台風対策をとる所もみられた。また、巨大な風車をあらかじめ倒し、強風に備えていた。観光にも影響が出ており、沖縄・うるま市のレストランでは2時間以上も早く閉店した。

 今後、日本列島の広い範囲に大雨をもたらすとみられる台風11号に十分な警戒が必要だ。