“30年以内に震度6弱以上”予測地図公表
政府の地震調査委員会は19日午後、今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに見舞われる確率を示した今年の全国地震動予測地図を公表した。
公表された日本地図の色が濃いところほど、震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高いことを表している。発生間隔が短い地震が起こりやすい北海道から東北、関東地方と、南海トラフ沿いの太平洋側で確率が高く、都道府県庁所在地では神奈川県横浜市が78%で最も高くなっている。また、首都直下地震の震源想定がこれまでよりも浅く、地表に近くなったため、関東地方で確率が上昇している。
地震調査委員会は「確率が低いからといって安全を意味している訳ではない。確率が高い地域はできるだけ早く防災・減災対策を進めるべきだ」としている。この地図は地震調査委員会のホームページで見ることができる。