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沖縄・辺野古埋め立て承認 適法か検証

2015年1月26日 21:38
沖縄・辺野古埋め立て承認 適法か検証

 沖縄県は、アメリカ軍普天間基地の移設をめぐり、名護市辺野古の海の埋め立て承認を検証する方針を公表した。また、沖縄防衛局に対し、検証作業が終わるまで辺野古での調査などを中断するよう要請した。

 沖縄県の翁長知事は26日、仲井真前知事時代に承認された埋め立てについて検証する第三者委員会を設置すると発表した。委員会は、法律と環境の専門家6人で構成し、数か月かけて、埋め立て承認に環境保全などの面で違法性がなかったか検証する。その結果を受け、知事は承認を取り消すかどうか判断する。

 翁長知事「(委員会で)速やかに公正客観的な判断がされると思います。その判断を受けて、私の方は最大限尊重してやる」

 26日午後には、安慶田副知事が沖縄防衛局を訪れ、委員会の検証作業が終わるまで、辺野古で国が進めている海底ボーリング調査などの作業を中断するよう要請した。

 また、機動隊や海上保安官との衝突で市民にケガ人が相次いでいることを受け、翁長知事は26日、第11管区海上保安本部と県警の幹部を呼び、市民の安全に、より配慮するよう警備の改善を求めた。