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社会
2015年3月31日 0:24

4月から変わる!「介護」の制度

 4月から、「介護」に関する制度が変わる。「介護報酬」は介護サービスを行った対価として事業者に支払われるお金だが、4月から全体で2.27%引き下げることが決まっている。

 政府は、高齢者ができる限り住み慣れた地域で暮らせるよう介護の重点を施設から在宅に移す方針を打ち出している。その方針に従って、収益率が高いとされる特別養護老人ホームやデイサービスなどの基本報酬を引き下げ、訪問介護への報酬は手厚くなる。

 また、増え続ける認知症患者のリハビリを行う事業者に加算するほか、本人や家族の意向に基づいて亡くなるまでのケアをする「看(み)取り」を行った際などにも加算する。状態が悪化すれば病院に搬送、という流れでなく、本人や家族が希望すれば、住み慣れた自宅や介護施設で最期を迎える体制作りのためだ。

 一方、高齢者の自己負担は、介護保険施設などに入居する場合に、光熱費が1人あたり1日50円引き上げられる。

 「介護保険制度」も変わる。特別養護老人ホームへの入居を待つ人が約52万人にのぼる中、4月からは、入所基準を厳しくし、原則、1人で立ち上がったり歩いたりできないなど「要介護3」以上の高齢者に限定されるようになる。

 また、介護度が軽い「要支援」の高齢者を対象にしたホームヘルプとデイサービスは、4月から3年間かけて段階的に市町村が行う事業に移行させる。

 市町村の事業にすることで、その地域のNPOや企業、ボランティアなどを活用して地域の実情に応じた取り組みを可能にする一方、予算やボランティア人材の確保にはばらつきがあり、地域間格差が出る可能性も指摘されている。