なぜこの時期に増加?“過去10年で最多”感染性胃腸炎 ノロでなく「サポ」集団感染も 対策は
なぜいま「感染性胃腸炎」が増加しているのでしょうか。専門家は…
感染制御学が専門 東邦大学・小林寅喆教授
「年末年始が非常に暖かくて、その間に流行(の程度)が意外に低かった。この時期になると寒暖差もあり急激に寒くなったり、人にとって負担が非常に大きく免疫機能としても落ちてくる」
気温の低下によるウイルスの活性化や、寒暖差による免疫力の低下が感染拡大につながっているといいます。今後、暖かくなるにつれ、流行はおさまる見通しだということですが、いま私たちができる「対策」については…。
東邦大学・小林寅喆教授
「ノロウイルスしかりサポウイルスは、アルコールでは効果が低いので、石けんできちんと手洗いをするということが大事な感染対策になります」
「特に水回りとトイレ周りが非常に感染のリスクが高い場所になるので、家庭用漂白剤を薄めて周りを拭いていく。それと、感染している人は、できるだけ外に出て行かずに症状が治まるまできちんと静養することも大事な点になります」
(3月20日放送『news zero』より)