格闘技イベント「ブレイキングダウン」の運営会社の元社長・板垣雄吾容疑者（44）ら男女3人が詐欺の疑いで逮捕されました。架空のスマートフォンの投資話をもちかけ、会社役員の男性から現金をだまし取った疑いがもたれています。

現在はスマートフォンの販売などを行う会社の代表を務めている板垣容疑者。警視庁によると、板垣容疑者らは被害に遭った男性ら数人を集めてスマートフォンの売買事業があると説明し、「大量にスマホを安価で仕入れ、海外の会社へ高値で売却する。1億円は出してほしい。2か月後に出資額の7～8％を上乗せして返済できる」とウソの投資話をもちかけたといいます。

その際、スマホの売却先として挙げたのが、F1にも参戦している自動車メーカー「フェラーリ」です。板垣容疑者の会社は、一時「フェラーリ」と契約を結んでいて、当時の車体には会社の「R」のロゴが貼られていました。

こうしたことで信用させたのでしょうか。被害男性は8000万円を渡したものの、返済は一切なかったということです。

警視庁は、板垣容疑者らが同様の手口で80億円以上をだまし取ったとみて調べています。