急に春の陽気となった関東地方。今後も2日(日)にかけては晴天と上着いらずの暖かさが続きそうです。しかし、週明けは春本番の暖かさから一転、真冬並みの寒さが戻り、東京では冷たい雨。内陸部では雪の降る所もありそうです。

■週末は東京都心20℃予想

27日(木)も関東は朝から晴れて気温がぐんぐん上昇。東京都心では午後2時の気温が15.3℃と、上着のいらないような暖かさとなっています。午後2時までの最高気温は、前日より少し下がったものの、熊谷で15.5℃、東京都心で16.5℃、横浜で15.0℃など、桜が満開になる頃の暖かさになりました。

そして、週末はさらに気温が上がる見込みで、3月1日(土)、2日(日)は東京で20℃と、4月下旬並みの暖かさ。まさに“春本番”を先取りする陽気でしょう。

ただ、暖かくなるにつれてスギ花粉も本格的に飛散します。日本気象協会の花粉情報によると、東京では27日(木)と28日(金)は「多い」予想、1日(土)と2日(日)は「非常に多い」予想となっています。外出の際はマスクやメガネなどで花粉をガードし、帰ったら衣類に付着した花粉を払い落とすなど、なるべく室内に持ち込まないようにしましょう。

■週明けは気温急降下 関東で雪の所も

しかし、この季節先取りの暖かさは2日(日)まで。週明けの3日(月)には関東各地で冬の寒さが戻ります。3日(月)の東京都心は最高気温13℃の予想ですが、これは日付が変わった直後に出るものとみられ、その後、朝にかけて気温は下がり、日中もほとんど気温は上がらないでしょう。さらに4日(火)は最高気温7℃の予想。実際に最高気温が7℃となれば、2月に襲来した2度の寒波の時よりも気温が低いということになります。

また、関東では3日(月)から5日(水)にかけて広く冷たい雨が降り、内陸部では雪の降る所もありそうです。“春本番”から“真冬並み”と気温が激変しますので、体調管理には十分ご注意ください。