×

日テレNEWS NNN|日本テレビ系NNN30局のニュースサイト

“現役最古” 人気の蒸気機関車「SL586」引退へ 誕生から100年…老朽化が進む

2022年10月25日 18:13

満開の桜の下や、橋の上を煙を出しながら走る蒸気機関車。JR九州の「SL586」は、1922年の完成から今年で100年を迎えます。SL586は、現在、日本で運行しているSLの中で“最も古い車体”と言われています。

1988年に「SLあそBOY」として走り、2009年からは「SL人吉」として活躍していました。しかし、老朽化が進み、部品の調達や車体を維持するための技術者の人材確保が困難に…。そのため、JR九州は24日、2024年の3月頃をめどに運行を終了すると発表しました。

JR九州・古宮洋二社長
「SLにご乗車いただいたSL大好きなお客様にも、大変これでショックというか、ご迷惑をかけることになりますが、現在の私どもの『SLを維持していく上での限度』であると理解していただければ」

JRによると、引退後の保管先などはまだ決まっていないため、各自治体の要望などを聞きながら検討したいということです。