防府天満宮 千年続く「御神幸祭・裸坊祭」

山口県防府市の防府天満宮で、1000年以上続いているとされる御神幸祭・裸坊祭が行われた。
防府天満宮の裸坊祭は菅原道真公の御霊(みたま)を慰める神事で、1000年以上続いているとされる伝統の祭り。
28日午後6時、花火の合図とともに、まずは2つの御輿(みこし)が拝殿から運び出される。そして、最後に出てくるのは道真公の御霊を乗せた「御網代輿」。御網代輿は重さが500キロあり、触れるとご利益があるとされていて、白装束姿の裸坊たちは我先にと群がる。「兄弟!ワッショイ!」の掛け声の中、裸坊たちの熱気は最高潮に達し、訪れた人たちは勇壮な祭りに見入っていた。
御網代輿は天満宮の石段を滑り降り、道真公が上陸したという勝間の浦の「御旅所」へ運ばれていった。