秋葉原にインドが多い「なるほど!」な理由

秋葉原といえば「アイドル」や「オタク文化」などに象徴される街。この時期は、新生活のために電化製品を求める人も多いのですが、実はインドとも深い関係がありました。カレー店も多いということで、調査してみると意外な街の顔が―
■駅周辺だけで約80店
本当に秋葉原にはカレー店が多いのでしょうか。調査してみると、駅周辺だけでも約80軒ありました。中でもインドカレーを出す店が多いようです。秋葉原で一番古いといわれるカレー専門店「ベンガル」を訪ねると、看板には「純インド風」と書かれていました。
この店のインド風の特徴は、とろみのある日本風のカレーと違い、小麦粉を使っていないこと。スパイスだけでルーを作り、サラリとした「インド」のカレーを目指しているといいます。
浅見オーナー「以前は、こういう感じのインドカレー屋さんっていうのはこの街には全くなくて、今はかなり増えましたね」
■秋葉原とインド、つながりは「IT」
どうして今、秋葉原でインドなのでしょう。浅見オーナーに聞いてみました。
「ITに携わっているインドの方が、かなり日本にいらしたのは事実だと思います」
秋葉原といえば、IT企業が多い街。IT先進国のインドから来日して、秋葉原の企業で働くシステムエンジニアが増えているといいます。実際に街を歩いてみても、インドの人がたくさんいました。
■“窯焼き”ナンは特別
日本で働いて8年になるインドの人を取材しました。秋葉原でランチだというので、同行させてもらうと、向かった先は本格的なインド料理店。注文したのは、「バターチキンと野菜のカレー」、そして窯で焼いたナンです。
家では、ナン作りが難しいため、窯で焼いたナンはやはり特別だそう。秋葉原に本場のインド料理店が多いのは、とてもうれしいといいます。さらに、秋葉原ではインドカレー以外にも、インドの人が大好きな料理が食べられるようです。
■一度は食べたい「アルティキ」
その食べ物は、インドの代表的な屋台料理という「アルティキ」。中に入っているのはポテトコロッケで、その上にカレー味のひよこ豆をのせ、甘酸っぱい果実のソースや、ヨーグルトをかけて食べるそう。後からジワッとくる辛みがポイントのようです。インドの人は、この「アルティキ」を食べてから、そのあとカレーを食べる人が多いそうです。
ITとインドが交わる街・秋葉原。本格インド料理にも注目です。
詳細情報はOha!4ホームページをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/oha4/research/75499.html