警察庁、全国の警察にテロ対策の徹底指示
ベルギー・ブリュッセルの同時テロ事件を受けて、警察庁は22日夜、全国の警察に対して、1:関連情報の収集の徹底、2:水際対策の徹底、3:国際空港などの重要施設や公共交通機関のようなソフトターゲットの警戒警備の強化の3つを改めて指示した。
警察庁の幹部は、伊勢志摩サミットの警備への影響について「ソフトターゲットを狙ったテロに関しては特効薬があるわけではない。気を引き締めて警戒警備を地道にやっていくしかない」と話している。
警視庁は、東京・港区にあるEU(=ヨーロッパ連合)の代表部とベルギー大使館に機動隊を派遣して警戒を強めているほか、羽田空港では、ヨーロッパ便の到着時に空港テロ対処部隊の人員を増やして警戒に当たっている。