鎌倉や村上海賊「日本遺産」19件を認定
歴史的な魅力や文化財を通じて地域の活性化を図ろうと、文化庁は、今年の「日本遺産」19件を認定した。
今回、日本遺産に選ばれたのは、山形県が申請した山ごもりの修行で知られる山岳信仰の対象の3つの山「出羽三山」や源頼朝によって幕府が開かれ武士の歴史と文化が調和し、古都として知られる神奈川県の「鎌倉」。戦国時代に愛媛県と広島県の瀬戸内海を活動拠点にした海賊「村上海賊」などあわせて19件。
「日本遺産」とは文化庁が昨年度に創設し、「文化財そのものではなく、魅力ある歴史的ストーリーと地域の文化財をパッケージとして認定する」もので、遺産を活用した地域活性化の取り組みには補助を行う。
文化庁は、2020年までに100件程度まで増やしたいとしている。