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2016年9月21日 19:43

『ら抜き言葉』使用 40代以下では過半数

『ら抜き言葉』使用 40代以下では過半数
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 文化庁が毎年行っている「国語に関する世論調査」で、『見れた』『出れる』などいわゆる『ら抜き言葉』を使う人の割合が、正しい表現を使う人の割合を初めて上回った。

 文化庁の「国語に関する世論調査」は、全国16歳以上の男女を対象に1995年から毎年行われている。昨年度の調査では、『初日の出が見れた』、『早く出れる?』などのいわゆる『ら抜き言葉』を使う人の割合が、正しい表現を使う人の割合を初めて上回った。

 特に40代以下は各世代で半数を超え、若い世代を中心に広がっている傾向。ただ、文法上正しい『見られた』『出られる』などの表現は、受け身や尊敬の意味にも聞こえるため、『ら抜き』にして可能の意味を分かりやすく伝えようとする風潮が広まっているとの見方もある。

 また、『休まさせていただく』など、本来は『さ』を入れない言葉を丁寧に表現しようとする『さ入れ言葉』の誤用も、40代以下で多く見られた。

 日本語を大切にしていると答えた人ほど『さ入れ言葉』を使う割合が高く、文化庁は、丁寧に伝えることを意識しすぎて誤った表現をしているのではないかと分析している。

 この他、慣用句に関する調査では、本来の意味が薄れたり使い方が変わったりしている事例が見られた。たとえば『確信犯』という言葉は、本来は「政治的・宗教的な信念に基づいて正しいと信じて行う人」といった意味だが、調査では、「悪いことと分かっていながら行う人」などと間違った意味で使っている人が、69.4%に上っていた。