新春恒例「出初め式」 初の化学災害訓練も
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新春恒例の東京消防庁による「出初め式」が行われた。
「東京消防出初式」には、東京消防庁の職員や消防団員など約2700人が参加し、143台の消防車両のほかヘリコプターや消防艇も出動した。式では、江戸時代の町火消しの伝統「はしご乗り」が披露され、6メートルほどの高さのはしごの上で繰り広げられる技に、観客から歓声があがった。
また、初めて、毒劇物をのせたタンクローリーとバスとの事故を想定した化学災害の訓練が実施され、防護服を着た隊員が救助活動に当たった。ヘリコプターを使った高層ビルからの救助訓練や大規模地震を想定した訓練も行われ、最後は恒例の一斉放水で締めくくられた。