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社会
2017年2月15日 3:21

着床前スクリーニング 臨床研究を開始

 日本産科婦人科学会は、不妊治療の一つでこれまで国内では禁止されていた着床前スクリーニング(=PGS)の臨床研究を開始したと発表した。

 PGSは、体外受精した受精卵に染色体異常がないか調べ、異常のない受精卵だけを子宮に戻す不妊治療の一つ。流産の可能性を減らすことができる一方で、ダウン症も判明するため、「命の選別につながる」との批判もあり、国内では禁止されていた。

 しかし、学会は14日、PGSが流産を防ぐことができるか有効性を検証する目的で臨床研究を開始したと発表した。対象は、体外受精を3回以上失敗した女性か、流産を2回以上経験した女性で、35歳から42歳までの100人だという。体外受精を行うのは、名古屋市立大学病院や民間のクリニックなどの4か所が決まっていて、受精卵の解析を行うのは東京女子医大など3つの施設。

 学会はPGSの有効性を確認し、今後、倫理面での課題についても検討を進めたいとしている。