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身元不明遺骨を…千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式

2017年5月29日 16:15
身元不明遺骨を…千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式

 第二次世界大戦中に海外で亡くなった日本人のうち、身元がわからない約2500人の遺骨を納める「拝礼式」が行われた。

 29日午後、東京の千鳥ヶ淵戦没者墓苑(ぼえん)で行われた式典では、常陸宮ご夫妻が拝礼された後、菅官房長官や戦没者の遺族らが献花を行った。

 今年は、政府がロシアやソロモン諸島などで昨年度までに収集した遺骨のうち、DNA鑑定をしても身元が特定できなかった遺骨など2453柱が新たに納められた。

 千鳥ヶ淵墓苑に納骨されているのは計36万7328柱となるが、ロシアなどを中心に収集可能なものだけでも約60万人の遺骨がまだ残されているという。

 政府は、今年4月から遺骨のDNA鑑定の対象を歯だけではなく手足の骨にも拡大していて、できるだけ多くの遺骨を遺族のもとに返したいとしている。

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