日本の自殺率 世界ワースト6位 女性3位
厚生労働省が30日に発表した自殺対策白書によると、人口10万人あたりの自殺者の数は、日本が世界各国のうちワースト6位だったことが分かった。
自殺対策白書によると、去年1年間に自殺した人の数は2万1897人で22年ぶりに2万2000人を下回った。しかし、厚労省が世界保健機関のデータをもとに人口10万人あたりの自殺者の数を比べたところ、約90の国と地域のうち、日本で自殺した人は6番目に多く、特に女性は3番目に多かったという。
また、日本の15歳から39歳では自殺が死因の1位で、「若い世代の自殺は深刻な状況だ」としている。
厚労省は、今回の分析をもとに、この夏にも自殺予防の方策をまとめた「大綱」を5年ぶりに見直す予定。