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2017年7月5日 18:54

「商品届かず」アマゾン配送遅れの背景は?

「商品届かず」アマゾン配送遅れの背景は?
(c)NNN

 ネット通販大手のアマゾンで注文した商品の配送が遅れるなどのトラブルが相次いでいることが分かった。当日配送サービスで事業を拡大してきたアマゾン。トラブルの背景に何があるのか。配送業者からは、物流業界全体の改善が必要だとの声もあがっている。


■今、アマゾンから商品が予定通りに届かないと言う声が相次いでいる。

■遅延にあったアマゾンの利用者「やっぱり長いこと使っていたのは、配送料が無料になるのと早く届けてくれるのが大きかった」「こういうことが起き始めたのが、信頼が揺らいでいるというのがある。ちょっと不信感というか」

■ネット上でも「Amazonに商品を頼んだら聞いたことのない配達業者が全然届けてくれない」「プライムで頼んだのに1、2日遅れますって連絡きた」との声があがっていた。

■これまでアマゾンの配送の多くを請け負ってきたのはヤマト運輸だった。しかし、ヤマト運輸は人手不足で、配達員への負担が過剰になっていることなどからアマゾンなどの当日配送について撤退を進めている。

■アマゾンの利用者で、今回、荷物が届かないことを不審に思い配送状況を確認したところ、配送業者の欄に「デリバリープロバイダ」との表記があったという。

■デリバリープロバイダとは、アマゾンが提携する地域限定の配送業者のこと。アマゾンは5社に業務委託をしていて、この業者が配送までを行っている。

■ただアマゾンから委託を受けるデリバリープロバイダの配送員は厳しい現状を訴える。

■「ヤマトさんが撤退するにあたって受注が急激に増えている部分はあります」「現状何とかしている部分はありますけど、これが1か月とか続くと体力的に倒れる者もでてくるでしょう」

■「(解決策は)物流業界全体の改善ですね」「賃金や労働時間などをどんどん改善していかないと、物流業界に入ってくる人はいないですから“みんなが配送したい”という環境作りが必要かなと思います」

■アマゾンは遅延が発生している状況を認めつつ、その理由についてはノーコメントとしている。

■ネット通販の利便性と配送業者の負担軽減をどう両立させるのか。大きな課題を抱えている。