１２日夕方、全日空機が羽田空港を離陸した直後に引き返して、緊急着陸した。

　機内アナウンス「ただいま緊急降下中。マスクを強く引いてつけてください」

　緊急着陸したのは、羽田発－大阪・伊丹空港行きの全日空３７便。全日空によると、午後６時２４分に羽田空港を離陸して上昇中に、コックピットで機内の気圧低下を示す警報が出たため、約７分後に管制に連絡し、羽田空港に引き返した。

　乗客「一瞬、浮遊感を感じてから、酸素マスクが下りてきて。一瞬何のことかわからなくて」

　機体はボーイング７７７型機で、機内の気圧を保つ「与圧システム」か、空調設備に不具合が生じた可能性があり、機内では機長の判断で酸素マスクを下ろしたという。

　乗客・乗員２７３人にケガなどはなく、全日空は、実際に気圧が低下したかどうかなどを調べている。