GPS衛星「みちびき3号機」打ち上げ成功
打ち上げが2度延期されていたH2Aロケット35号機は19日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、成功した。
エンジン系統の不具合などで、2度にわたり打ち上げが延期されていたH2Aロケット35号機は、19日午後2時29分に種子島宇宙センターから打ち上げられた。約30分後、衛星は予定の軌道で切り離され、打ち上げは成功した。
「みちびき3号機」はアメリカのGPS衛星を補完し、カーナビなどに位置情報を知らせるほか、災害時の安否情報を伝達する役割を担っている。
内閣府宇宙政策担当・松山特命担当相「国民生活の身近なところで利用できる画期的な衛星だと思う。何とか年内に4機体制を目指して頑張りたい」
これで、日本の大型ロケットの打ち上げの成功は、H2A、H2B合わせて35機連続となり、成功率も97.6%になった。