加計・獣医学部 4月開学、認可の見通し
安倍首相の友人が理事長を務める加計学園の獣医学部新設について、計画を審査していた文部科学省の審議会は、設置を認可する方針で意見がまとまった。これで来年4月の開学が認可される見通しとなった。
加計学園が愛媛県今治市で開学を目指す獣医学部の計画については、文部科学省の大学設置審議会が審査を続けている。
今年8月には、「実習の期間が他の既存の大学に比べて短く、教育環境が不十分」などとして、いったん認可の判断を「保留」とし、その後、加計学園が修正した計画書を提出していた。
関係者によると2日午後、専門家らによる非公開の会議が開かれ、出席者からは、依然として一部のカリキュラムについて課題が指摘された一方、問題とされた「実習」は「改善が見られる」として、認可する方針で意見がまとまったという。
来週の10日に最終的な結論を林文科相に答申する。
理事長の友人である安倍首相の働きかけはなかったのか、大きな議論となった加計学園の獣医学部は、来年4月の開学に間に合うギリギリのタイミングで認可される見通しとなった。