「誤嚥性肺炎」を防げ 日常生活のポイント
ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWSここにフォーカス」。16日は高齢者の死因に多い「誤嚥(ごえん)性肺炎」を防ぐために日常生活で気をつけることについて、医師・西山耕一郎氏に聞く。
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――毎日の生活でどんなことに心掛けていれば誤嚥性の肺炎を防げるのか
「日頃からよくしゃべってよく食べて、有酸素運動が大事だと思う。発声と嚥下は密接に関係しているので、どんどんしゃべっていただく。女性が長生きなのはよくしゃべっていることが原因といわれていますし、特に高齢者は1日に1回しか食事をしない方もけっこういる。ちゃんと3食食べていただいて、普段から栄養をとって体力の備蓄を作っておくことが大事」
――1日1食と1日3食では飲む回数そのものが変わってくるが、回数はある程度維持した方がいい?
「その通りだと思う。1日600回ぐらい普通の方はゴックンしているので」
――そして運動ですね
「高齢者は畳の目を刻むようにちょっとずつ体力が落ちてきますので、それをちょっとでも遅らせる方向に、日頃から有酸素運動をしていただくことが必要だと思う」