香川で鳥インフル 家畜で今シーズン全国初
香川県さぬき市の養鶏場で病原性の高い鳥インフルエンザの感染が疑われていた問題で、遺伝子の再検査の結果、H5亜型と確認された。県は、速やかにこの養鶏場などの鶏の処分を行う方針。
香川県さぬき市の養鶏場では、今月8日と9日であわせて88羽と多くの鶏が死に、10日の朝、新たに55羽が死んでいたのが見つかった。簡易検査の結果、3羽から高病原性鳥インフルエンザの陽性反応が出ていた。
しかし、10日までの遺伝子検査では明確な結論が出なかったため、鶏から血液などのサンプルを採取して別々に検査したところ、H5亜型と確認されたもの。家畜としては四国で初めて、全国でもこの冬初めての感染確認となった。
香川県は、この養鶏場と系列の農場の鶏、約9万1000羽の殺処分を速やかに始めて、24時間以内で完了させるとしている。